ドラマ感想「Dr.倫太郎」
思ったよりも視聴率が延びていない。まぁ一度も一桁に至ってないので上出来だとは思うけれど。
おいらも興味はあったもののいつ放送しているかわからなかったし、わかってもその時間にチャンネルあわせるのを忘れ続けていたのでシリーズ後半しか見ていなかったけれど、結構面白かったし、嫌悪感を感じさせずに通して見させようとする小気味よい演出もあってよかったと思う。
このドラマの特徴は、あまりセリフで説明しないことでは。
専門用語や、そもそもラストシーンは主人公の講演だったりと、長セリフもあることはある。ただ、できるだけセリフを厳選して、セリフに頼らない(あるいは逆にセリフが強調される)映像作品を作ろうとしている意図が感じられた。
映像も、状況説明なしにアップからカットインしたり、一見つながりが無さそうなカットを重ねて、でも後で説明、それも映像を見てわかるような説明でセリフをできるだけ使わないとか。
「間」や映像で魅せる作品に仕上げようとしたのだろう。
ただ、これがある意味「行間を読む」といった視聴者側の読解力も必要とされるので、集中してみないと味が染みだしてこない。
派手な演出やセリフ続き、テンプレな展開といった方が視聴率的に好まれるのかもしれない。片手間で見ても翌日の話題にしやすいとか。
まぁあまりテンプレすぎるといつか見たもの…って感じで見向きされないとは思うけれど。
ともあれ、そういったあたりで視聴率が伸びなかったのかなぁ…という気も。
ちなみに、個人的にセリフが多いのを嫌っているわけでもない。「リーガルハイ」「食の軍師」みたいにそれを個性に昇華していれば、むしろ少ない方が困る。
« VAIO Z日記 | トップページ | 再び俵山温泉へ »
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27753/61763994
この記事へのトラックバック一覧です: ドラマ感想「Dr.倫太郎」:
コメント