VAIO ZでIllustratorを使う場合の大きな問題点(私の場合)
VAIO Zでおいらが一番多用するソフト、Illustratorを使う場合、ネックになるのは?…という点を、この記事でまとめてみたいと思います。…まとまるかな?(^^;)
なお、Windowsでデジタイザ内蔵PCを使う場合、以下のような約束事があります。
【Surface Pro 3】SAIやPhotoshopで筆圧を使うにはN-trigのWintabドライバをインストールすればOK&絵を描くなら必須のペン設定 #SurfaceJP
※「絵を描くなら必須のペン設定」がポイント。WinTabドライバは現在はAdobeには不要(…のはず)。
ワコム製のデジタイザなら必須と言って良い決まり事のようですが、少なくともVAIO Zの場合だと、これによりPhotoShopの筆圧が効かなくなったり、Acrobatの注釈が描き込めなくなることがあるようです。
私の環境だとこの設定でも一応PhotoShopの筆圧が効くようですし、しかしAcrobatの注釈は確かに使用できません。ただ、後者は私はあまり使わない機能なので、切り捨てて考えることにします。
もっとも、後述するVAIO ZでIllustratorCC2014を使用するにあたって問題のある点は、この約束事を設定してもしなくても、発生するようです。
で、基本的にIllustratorCCの最新版をインストールすると、普通に使えます。普通の使い方をする分には。
ただ1点、大きな問題があります。
私が多用する鉛筆ツール(ペンでベジエ曲線を引く際の定番ツール)を使用すると、ストロークの最初がトレースしきれません。短いとそもそも線が引かれません。
数ミリ秒の単位ですが、位置情報を取りきれていない感じです。他のことにタスクを取られている感じもします(正確にはわかりませんが)。
ちょっとした長い線ならさほど問題になりませんが、手書き感覚だと「描き始めから曲線(キャラクターの目のまぶたやハイライト部分とか)」「手書き文字」あたりが致命的ダメージを食らいます(下描画参照)。
(ちなみに画面一杯使って文字を描くと、問題にならない。画面に対して小さいストロークで問題になる)
手のひらを置いて、タッチ機能かペンの機能か判別している時間がかかっている…とかいうことかな?タッチ機能OFFは試してないけれど…。もっともOFFにしたら操作感の良さをだいぶロストしちゃうしなぁ…。
で、一応、暫定処置ながら、解決策を講じてはいます。
ブラシツールを使います。
なぜかこちらは鉛筆ツールほどロストが激しくありません。なので、ブラシに鉛筆ツールと同じペン先(要するに正円)を用意してしまえば、見栄えをあまり変えずに描画が出来ます。
ただ、ブラシツールも「鉛筆ツールほどじゃない」にしても、最初のペンタッチのロストが生じます。手書き文字にそのあたりが現れます(あるいはカケアミとか)。
また、描画の仕上がりが鉛筆ツールとまったく同じというわけにもいきません。カーブの表現でどうしても鉛筆ツールと差異が出ます。
個人的には「手書きの味になるかな」と思いますが、問題になる場合は、アピアランスをいじって純粋なパスにし、鉛筆ツールを同じ表現に戻すことも可能です。
いずれにしろ、このあたりはVAIO社か…なんとなくAdobeの範疇のような気がしますが、改善を願いたいですね。
なんとなくSurfacePro3でも同様な症状が出てそうですが、ネット上では特にノウハウは見当たりませんでした。ここが問題になるのは少数派かもしれませんが、改善をお願いしたいところです。なんか設定のコツの伝授でも結構です。
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あ、念のため追記しておくと、まだ使い始めなので、まだ他にも問題が出てくるかもしれません。
今はまだ顕在化してないってだけで…。
まぁおいらの使い方だともう大丈夫かな…という気も…。あ、アンカーポイントがつかみにくいってのがあるかな?まだあまり試してないけれど。
投稿: 拝御 礼 | 2015/04/12 18:59