お勧め漫画をたまには2冊
気になる漫画の後日談というかなんというか。
結局のところ、「トゥー・エスプレッソ」を購入してしまいましたが、いやぁ、買って良かった。最近読んだ中ではぴか一。いや、単巻ではベストといっていいかも。非常に面白かった。
もっとも、あくまで個人的視点。ネット上の評価も高いので「おいらだけ」ということもないと思うのだけれど、内容を考えれば考えるほど、若い人にとってはそれほど面白くないかも?
正直、年代的においらはうまくマッチしたと思う。
ともかく、ストーリーが重要。内容はAmazonサイトに記載されている以上のことは把握せず、入手したらあとはじっくりとセリフを追うように読み進めるといい。
漫画を読むのは早い人は、意図的に2~3日に分けるくらい、ゆっくり読まれることをお勧めする。
例えば横書きという、右から左に読み進める、普通の漫画とは逆の構成。洋書を読む感覚だし、コマによっては吹き出しの順番が不明なところもあって、読みにくい。
さらにスクリーントーンではなく、水彩か何かで陰影(カラーではない)をつけている。しかも田舎町という雰囲気を作るためか、最初結構画が暗い。
以上の点からしばらくは読みづらいと思う。
しかし吹き出しはあまり順番を正確に読まなくても問題にはならないので、軽く考えるといいし、そういったことに慣れるためにもゆっくり、じっくり読み進めることをお勧めする。
正直、最初の方はなかなか物語に入り込めないと思う。ただ、何かが心にとどまり始めたらもう作者の手中。もう身をゆだねてみてください。
ラストにはもう構成の見事さにびっくりするばかり。久々に漫画を読みながら「えーっ!?」って声をあげてしまいましたよ。
そんな一本の映画…いや、どちらかというと小説だなぁ。そういう感動を皆にも味わってもらいたい。
あとまた、コーヒーが飲みたくなるなぁ…。もう1冊買って、ねじまき雲(青梅のカフェ)のカウンターにでも置いておこうかしら(^^;)。
#そういえばおいらも先のリンク先に無い本を紹介しておこうかな。
前にも紹介したけれど、まだAmazonで入手可能のようだし、ぜひおいらみたいな犠牲者を出したい(^^;)ぉぃ。
「長い長いさんぽ」という漫画。
実は「ゆず」というシリーズ物の最終巻という位置づけらしく、正確には「単巻」にはならないかもしれない。
ただ、そう明記しているわけでも無し、話的には単巻でとらえても問題ないので、これだけ読んでも大丈夫。
いや、大丈夫じゃない。すさまじい破壊力ですから。涙腺が完膚なきまでに破壊されます。買ってだいぶ経ちますけれど、「3回」とか、熟読した回数を覚えられるくらい、そうそう読み進められません。
もうね、作中の出来事が悲しくて泣けるんじゃないんですよ。作者の思いが自分のことのように伝わってくる、その心の痛みで泣いてしまうんですよ。…同じか?(^^;)
しかし、そういう作者本人にとってつらい実話そのものを、このように漫画に昇華でき、しかもエンタテイメントとして成立しているところがすごい。どれだけ感情的でありつつ冷静なんですか。
読者としても日曜作家ぉぃとしても驚愕の一冊です。えー…、読まれる場合はほんと、くれぐれも心と家事の準備をお願いします。人によっては本当にぼろ泣きして、その後何もできなくなるっすから。
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